ほんとは「普通」なんて、ない
そろそろ、書いて消してはやめて、何でもいいから書こうと思います。
とりあえず、先日、くだらない会話の中で
「どんなくだらないことにも『普通』なんて存在しないんだな~」
って感じたことがあるので、書いておきます。
私は普段学校で非正規の事務職員をしてるんですが、ここ1年くらい、本業の事務の仕事が終わったあと、幼い頃からずっとお世話になっていた知り合いのお店でアルバイトをさせてもらっています。
で、ある日の就業時間後、そのお店のオーナー(女性)と、私と同じアルバイトで雇われている学生の男の子(以下M)と3人で喋ってたんですが、何かの話の流れでMが
「僕、家でトイレに入るとき、扉は閉めないっす」
と発言。
私、オーナーと二人で「え~!?」って感じ。
私「開けっ放しなの??」
M「開けっ放しっすね。そんな全開じゃないっすけど」
私「見られたりしたら嫌じゃない??」
M「別に気にならないっす。てか見ようともされないし」
私「え~、でも、わざわざ開けっ放しにするのは何故?
閉めるのが面倒なの?」
M「いや面倒とかじゃなくて、なんか、さみしくないっすか?一人でトイレって。」
さみしい??一人でトイレが???
どういうこっちゃ。
するとオーナーが唐突に
「でも私、わかるかも。扉はさすがに閉めるけど、鍵は閉めないし。
なんかみずくさいよね?」
み、みずくさい???
M「そうっす!みずくさいんすよ!」
トイレが???
もうなんだかわかりません。
二人の主張をよくよく聞いてみると。
(オーナーの場合)
「実家暮らしのときは、トイレが外にあったから、その時は鍵かけてたよ。知らない人に開けられたら困るし。でも、今はトイレが家の中にあるし、家の中には旦那しかいないから、鍵、かけなくても平気なんだよね。むしろ、家の中にいるのに鍵をかけるのはなんか旦那に対してみずくさい」
(Mの場合)
M「そもそも家族が誰もトイレの鍵をかけないし、扉も閉めない。
見られても気にならないし、特に見ようともされないし。
扉を閉めるほうが、閉ざされてる感があって、さみしい。」
……
ちなみに私は家の中であろうと鍵は絶対にかけるし、それが普通だとずっと思ってました。家族もみんなそう。だって、開けられたりしたら嫌でしょ?
でも、この3人の中では2対1。
こんななんでもない会話から、自分の思っていた「普通」が覆されるとは思いませんでした。
いやはや。
本当は「普通」なんてモノは、世の中に1ミリも存在しないんでしょうな。