三々五々

日常の中で考えたこととか、自分の生活の中で体験して得たこととかを発信していきたいと思います。

結婚式、全然したくないです。

私の周りは今、結婚ラッシュの真っ只中。

最近はFacebookなんかで昔の同級生の結婚報告を聞いたり、結婚式の様子を撮影したフォトアルバムを見かけることがよくある。

 

知ってる人の結婚報告はいつ聞いても自分のことのように喜ばしいし、結婚式の写真なんかは何日もニヤニヤできるくらい見るのが好きなんだけれど、ふと、自分が結婚式を挙げたいと思ったことが一度もないことに気付いた。

 

友達の話を聞いていると、「自分の結婚式には絶対これをやりたい、あれをやりたい」という話も出てくるけれど、「自分が結婚式を挙げる際にやりたいこと」なんて考えたこともないし、今考えてみても全然わからない。

むしろ、「結婚式、挙げるの?」って感じになってしまう。

 

それがどうしてなのか、自分でも不思議なんだけれど。「結婚」自体をしたくないってことはないので、多分「結婚式」そのものに何か自分が拒否反応を起こしてしまうような要素があるんだと思う。

 

多分、その一つに「結婚する自分が主役」ってことがある。

 

世の中に、企画者と主役が同一のイベントってあんまりないんじゃなかろうか。

歓送迎会の幹事が退職者や新入社員ってことはないだろうし、誕生日パーティを誕生日の人が自分で企画するケースもきっと少ないと思う。

 

でも、結婚式は結婚した二人が企画して、結婚した二人が主役のイベント。

それがどうも「自分の誕生日パーティを自分で企画する人」みたいに感じる。

 

結婚式って、親戚や周りの人に「この人と結婚しました、今まで育ててくれたお父さんお母さん、支えてくれたみなさん、ほんとにありがとう、これからもよろしく」ってことを伝えるためのイベントですよね。

「内祝い」の豪勢バージョンのような。

 

「内祝い」というと、例えば成人したときなんかに「皆さんの支えのおかげで無事20歳を迎えることができました。感謝します」って感じでお赤飯くばったりするよね。

 

だから結婚式も性質的にはそれと同じとすると「皆さんの支えのおかげで結婚できました。感謝します」って感じでお礼を振る舞って終わりでいいのに、そこでわざわざみんなに遠くから時間作って電車乗り継いで来てもらう、しかも難しいドレスコードに沿って色々考えて安くない衣装代をかけておしゃれして、ご祝儀まで持ってきてもらって!!というところに、多分違和感があるんだと思う。

 

参加者に結構小さくないストレスをかけますよね、結婚式って。

 

とはいえ、自分は親しい友達に結婚式に呼んでもらえるのはとても嬉しいし、衣装を考えたりするのも楽しかったりするので、「自分が嫌だから」ってわけでもないんです。

 

ただ、自分に関しては「わざわざ自分を祝うために、手間と時間とお金をかけてみんなに集まってもらう」ってことにすごく申し訳なさを感じるんですよねー。

 

あと、「儀式」みたいなものが苦手っていうのもあるかもしれない。

「あれってなんのためにやるの?」と聞いて、「意味はないよ、儀式みたいなものだよ」とか「伝統だからね」とか答えられると、うわー勘弁してーって感じになってしまう。

 

だから、大きな声では言えないけど、「夫婦初めての共同作業です!」とかも「だからなんやねん」と思っちゃう。

 

これから死ぬほど共同作業いっぱいするのに今わざわざケーキを一緒に切っとく意味ある?とか。

 

ひねくれ者なんでしょうねぇ。

 

でも、ここまで結婚式をけなしておいておかしいけれど、もし自分が結婚したときに、結婚式をしなかったらしなかったで、多分後悔すると思うんですよね。

今のうちに、色々と耐性とか気持ちの整理とかを、つけておいたほうがいいのかもしれない。

 

(取らぬ狸のなんとやら…)

 

 

それでは