悩み事があるって幸せ
最近の私は悩み事ばっかりです。
毎日似たようなことで常に悩んでいます。
「今、こーゆーことで悩んでて、こーゆー風にしようと思ってるんだけど〜」と、誰彼構わず悩みとかそれに対する考えとかを打ち明けたりしています。
すると大抵みんなに「いいじゃん〜、それで。」と言われ、「でも、絶対大変やんか?」と言うと、大抵「にもりさんなら大丈夫よ」と言われます。
ほんまかいな。
そして同じように昨日も話していたんだけど、その人は、ほかの人たちと同じように多数派の反応を返した後、「悩むことがあっていいな〜。私、悩みがないよ。」と言う。
これは初のケースだった。その人、とても若くして結婚・出産してる人なんだけど。悩み、ないんかい!すごいな。
だけど、思い返してみると、私にも悩みがない時代があった。悩みがないというより、何に悩めばいいかわからなかった。
その時代、私は時々無性に悲しくなったり、イライラして、どうしようもなくなることがあった。何に悩んでいるわけでもないのにそんな状態になるので、どうしていいかわからなかった。
もしかすると、悩みがないことについて悩んでいたのかもしれない。とにかく、なににも困っていないのに、すべてに困っているような、変な状態だった。
なににも困っていないということは、なにも解決しようとしなくていいということだ。そして、なにも解決しようとしなくていいということは、なにもがんばらなくていいということだ。
その時の私は、がんばっている人たちを見ることがつらかった。
がんばっている人たちを見ると、この人たちはこんなにがんばっているのに、私はどうして何もしなくていいのか?と、心苦しくなるからだった。
で、その心苦しい気持ちを解消するためになにかをがんばってみようと思って色々したけれど、所詮なにもがんばらなくていいので、なにもがんばれなかった。
今は、がんばらなきゃいけないことをたくさん見つけた。
がんばらなくても致命的ではないけれど、ちょっと悲しいことになるくらいのことはありそうなので、なんとかがんばれている。
今、悩み事は山ほどあるけれど、悩み事がなかったときよりもずっと息がしやすい。
確実に。
悩み事があるのは幸せだ。
それでは