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三々五々

日常の中で考えたこととか、自分の生活の中で体験して得たこととかを発信していきたいと思います。

美術館は「ふらっと」行こうぜ

最近気付いたんですが、美術館に行くと意外と体力を消耗します。

美術館というと、なんとなく作品をゆったり見て、意外とすぐに見終わっちゃって…みたいな感じで、そんなに「疲れるところ」って印象はないんじゃないかなーと思います。私も美術館や展示会は好きなんだけれど、ここ5年間くらいは行っていなくて、そんな印象は全然なかった。

最近久しぶりに足を運んでみて、美術館に行くとけっこう疲れるなーって思いました。

 

考えてみると、(展示のボリュームにもよりますが、)美術館へ行くとだいたい1〜1.5時間くらいは立ちっぱなしになる。しかも展示を見て、展示に添えられている説明文を読んだり、解説を聞いたりしながら。
しかもしかも、特に人気の画家の作品の展示会だとけっこう混んでたりする。そうすると、見たい絵を見るために人混みの隙間を探したり、近づけないときは遠くから目を凝らしたり、人があまりいないところを探して見に行ったり…ってこともよくあります。

もしかしたら、ちょっと混んでるデパートに買物しに行くくらいの体力の消耗はあるのかもしれないなと思う。

 

美術館にいると案外、頭を使うんですよね。
水族館や動物園で生き物を見るのとは違って、絵や芸術品ってこっちが見るつもりがないとなかなか何かを感じ取るのが難しかったりする。そういうものを見る時、自分は「見てるだけ」のつもりでも、頭の中では色んなことを考えてるんじゃないかなーって思います。
特に1人の画家の展示会だったりすると、その画家のライフイベントとそれぞれの時期に合わせた作品がガッツリめの解説付きで並んでたりして、画家の人生に思いを馳せずにいられなくなっちゃったり。絵や芸術品は描く人・創る人の心情なんかをダイレクトに反映するので、悲しい絵と嬉しい絵とを続けて見ると、こっちの感情も振り回されちゃったりする。こんな感じで、頭を使う要素がけっこうあります。

 

こんなこと書くと「美術館って疲れるところなんだー」って思われるかもしれませんが、私が言いたいのはそこじゃなくて、『美術館はフラっと立ち寄るくらいの感覚で行くのがちょうどいい』ってことです。「行くぞ!」って思って行くから疲れちゃう。デパートで言えば「欲しいもの見つけるぞ!」って思わずに「ちょっと立ち寄ってみて、欲しいものがあったら買おう」くらいの感覚がイイってこと。

1個1個きちんと見ようとすると、先に書いたように全ての作品から何かを得よう得ようとしてげっそり疲れちゃうんです。ささーと見て、これは!と思う作品をじっくり見る、くらいの感覚で行くと、そんなに疲れないし、それだけでいいものを得ることはできます。

 

私は美術館が好きなので、みんなもっと美術館に行けばいいのにって思います。
堅いイメージとか、ハードル高いとか、絵のことはわからないからとか言う人はいますが、そんなことないよ、わからなくても大丈夫なんだよって言いたい。私も絵が好きとかいっておきながら人名とか流派とかは全然わかんないからね。そこに居合わせた人とかが「これは誰々の~」とか喋ってても「へー強そうな名前だな」みたいな感じ。

見ても何も感じなければそれでいい。それに、自分が意識して解かろう、感じようとしなくても、自分の心の琴線に触れる作品って向こうから語り掛けてきたりします。デパートで言うと、欲しいものや好みのものには自然と目が行っちゃう感じね。私はよく衝動買いの言い訳で「この子と目が合っちゃったから」って言いますが、まさに「目が合う子を探しに行く」って感じ。無理してこっちを見てない子の正面に回ろうとしなくていいんです。

 

…ってことを、今回美術館で全部の作品を真剣に見て疲れてしまって、思いました。肩の力を抜きつつ、みんな気軽に美術館行こうぜ。

 

 ではでは